やれんのか

毎年恒例となった大晦日の格闘技興行。崩壊したはずの「PRIDE」が一夜限りで甦るイベントが開催されるという。その名も「やれんのか」。ヒョードルも出るという。ただ、それ以外の出場選手を見ると、桜井マッハとか青木、川尻など日本の中量級の実力者は入っているけれども、じゃあ見に行こうかという気分にはならない。ヒョードルにふさわしい選手を用意できるのだろうか。吉田秀彦の名前も挙がっているようだが、ちょっと実現するのが遅すぎる。まさか、クートゥーアとかは来ないだろう。

「やれんのか」と言えば、世に言う「飛龍革命」が起源なわけだが、この大会名はまさかそこから取ったわけではあるまい。ドン・フライの前振りビデオあたりから取ったのかもしれない。

晦日には、桜庭VS船木のU系最強決定戦もあるけれど、もはやロートル対決の域に達している(見るけどね)。二人が輝いたのは2000年。桜庭VSホイス・グレイシー、船木VSヒクソンまでであろう。両方とも東京ドームに見に行ってしまうぐらい夢中になった。

米国で総合格闘技が異常に肥大化する中、日本の現状はさみしい限りだ。週刊現代が悪いのだろうか。

この大会のニュースを見ていて、あのときアントニオ猪木が藤波に言った言葉が思い浮かぶだけである。
「やれんのか、本当に」