耳をすませば

三が日も2日目。朋友のq氏と車で聖蹟桜ヶ丘方面へ行ってきました。スタジオジブリの映画「耳をすませば」の舞台のモデルになった場所です。「耳をすませば」はテレビで2回見たことがある。でも、2回とも途中からで全編を通して見たことはなかった。中学生ぐらいのときに見ていたら、結構好きな作品になっていたかもしれない。

八王子界隈に詳しいq氏のナビゲートの下、上麻生線経由で川崎街道まで順調に進んだものの、思い付きのドライブだったので駅周辺をぐるぐる回ってしまう。朝日新聞の土曜版の記事で、舞台が聖蹟桜ヶ丘だと知った程度の知識しかなく、やや無謀でした。

「確か、映画では主人公が図書館に向かう途中に川を渡ったなあ」と思い出したのですが、東京23区メインの道路地図には、多摩川ぐらいしか載っていない。舞台は丘陵地帯にあったはずと気づき、多摩川の対岸から街を見ると、果たして丘が見えました。町歩きというのは計画通りいかないときの方が楽しいもの。

川崎街道を聖蹟桜ヶ丘駅とは反対側に曲がり、大栗川に架かる橋を渡る。これが映画に出てくる橋です。そのまま瀟洒いろは坂を上り、しばらく道なりに進むと突然、住宅街にロータリーが現れる。映画では「地球屋」があった場所です。しかし、住宅街にロータリーというのも珍しい。都市計画を策定したときに、ロータリーに生えている木を伐採しないように、こういう作りになったのかなあと思ったり。

家に帰ってからネットを見ると、「ロケ地」を詳しく解説したサイトもいくつか見つけました。

旅行とか町の探訪が好きになったのは大学生以降のことで、社会人になってからは北関東等に転勤していたため、東京近郊の地理は案外知らない。そこで、東京に戻って以来、愛車で都内やその周辺に出掛けることにしている。昨年は亀有公園、東京タワー、小金井公園等々。今回の聖蹟桜ヶ丘もその一環で、映画のファンというよりも町歩きがメインでした。

ところで、「聖蹟」とは何なのか。以前から気になっていたので調べてみると、天皇行幸した場所のことらしい。「聖蹟桜ヶ丘」の場合は、明治天皇が何度かウサギ狩りに訪れたそうです。

耳をすませば [VHS]

耳をすませば [VHS]